昨日の札幌戦はアビスパ福岡クラブ創設20周年記念OB戦が行われました。おかげで開門前からスタジアムは長蛇の列。すでにその頃からシャトルバスも凄い人だし、レベスタ周辺の駐車場も満車だし、近年あまり見ない人出だったと思います。観客動員は今シーズン開幕戦を少し上回るくらいの13000名越えだたけど、出足としてはかなりのレベルでしょう。
アビスパ福岡の創設が1995年、私が福岡に越してきたのが1996年で、ちょうど20年目を迎えているので私がこちらに来てからの歴史がそのままアビスパの歴史です。初めてのスタジアム観戦は確か2005年、その年にようやくJ1昇格(徳島戦試合終了の瞬間の千代反田選手のほっとした顔が忘れられません)。そして運命の2006年を迎えます。シーズン最終戦で何とか入れ替え戦に残り、あのヴィッセル神戸との博多の森での第2戦。もしあの試合に立ち会わなければ、私がここまで熱心にアビスパを応援することはなかったかもしれません。翌シーズンからシーズンパスを購入するようになり9シーズン目。1998年シーズンのJ1参入決定戦川崎フロンターレ戦「神を見た夜」のプリンス山下芳輝のゴールは動画でしか見たことがないけれど、それ以外にもアビスパは劇的な瞬間を数多く演出してくれました。とんでもなく情けないシーズンも数多くあったし、フロントに対する不満が募ったり、経営危機が報じられたことさえ数回ありました。それでもサポーターが何とか支え、この日のマッチデースポンサーである「ふくや」様が支え、今のアビスパがあると思います。今シーズンは新たにアパマン様や福岡地所様と言う新たな福岡の地場の企業が支えてくれている心強さがあります。報道ではその橋渡しはふくやの社長さんがしてくれたとのこと。このOB戦もアビスパでは初めてなはずなので、とても良い機会になったと思います。レジェンドのウーゴマラドーナ、ピッコリ元監督、1997年入団組の4名がそろったり。それ以外にもお祝いメッセージをくれたOB、現役選手も数多くいました。個人的にはやっぱり布さんの動画メッセージが印象的でした(いずれは布さん久藤ちゃんの二人で監督・コーチをして欲しい)。クラブを離れる際に様々な事情があったにせよ、こうしてOB一人一人がアビスパに対する思いを新たにすることも、将来的にクラブの大きな力になるでしょう。私もこのOB戦の企画には大賛成で、喜んで寄付をさせていただきました。ということで企画にかかわられた関係者の皆様、本当にありがとうございました。
ようやく生まれ変わったアビスパ福岡が、この先10年、20年いや30年と発展することを願いながら。喜びも悲しみも、アビスパとともに。。。