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パリから帰国後、さっそく昨日から出勤し、ようやく2日目の勤務も終わりました。
そろそろ旅行記を書こうと思うのですが、「いいかげんアビスパのことも書けよ」と思われている方は、もう少しで終わらせますのでお待ちください。

いつかのブログにも書いたけれど、今回のパリ行きは父親の定年退職記念旅行。父が定年退職するにあたり、僕に「どこか行きたいところがあるか?」というので、この際だからと「パリに行きたい」と伝えたら、本当に「じゃぁ行こうか。」となったわけです。もちろん、自分にそんな経済力はありませんので、旅行代金はほぼすべて父が出して、計画は言いだしっぺの僕が立てて、本当に理想的な旅行でした。父親と二人で行くとなると、「そんなことは無理」と言う方もよくいますが、高校卒業後から離れて暮らしているせいか、父との間での話題は意外と多いんですよ。まぁ、今回も8日間も一緒にいましたから、いろいろと新たに気づくことがありましたし、父が英語を習得するのにどうしたのかとか、今後にむけて参考になることも多かったんです。

で、今回パリ行きの目的は2つ。1つ目は何度も書いているようにダン・ブラウン氏の推理小説「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台をこの目で見ること。この小説は不思議な小説で、宗教学を基礎にしておきながらキリスト教に縁がなくっても興味深く感じられるんですよね。元々「聖杯伝説」なんてものは皆が興味ある分野ではあるけれど、ルーブルにはじまり、暗号を解読して最後にルーブルに行き着くのも印象的。小説の舞台に出てくるゆかりの地に行ってみたいとずっと思い続けてたのが1つ目。もう1つは、欧州サッカー。普段自分は、欧州サッカーは、スポーツニュースのハイライトで見るくらいだけれど、なぜか「A.S.ローマ」と「パリ・サンジェルマン」の2つのクラブが好き。人それぞれ好みがあると思うけれど、たぶんユニフォームやデザインが格好良いというところから入っていると思います。新婚旅行でローマに行ったけど、綿密に計画していかなかったので日程が合わず。ただセリエAはかなり怖そうなので果たして妻と一緒で行けてたのかどうか疑問ではあるけれど。セリエAに比べれば大人し目な印象のあるリーグ・アンでさえ、今回父親と怖い思いをしたのでね。まぁそれはともかく、パリ・サンジェルマンの試合を観戦し、シャンゼリゼ通りにあるオフィシャルショップで格好良いグッズを買いたい、というのが今回の大きな目的でした。

ダ・ヴィンチ・コードの舞台を振り返るのはちょっと時間が掛かりそうなので、今回はひとまず「パリ・サンジェルマン」のことから。

オフィシャルショップに行ったのは、パリに到着して2日目。朝からルーブルなど3つの美術館をめぐり、サン・シュルピス教会に行った後、メトロ1号線で凱旋門へ。凱旋門からは、シャンゼリゼ通りを再びルーブル方向へ下り、ルイ・ヴィトン本店を通ってまたしばらく行くと、パリサンジェルマンのオフィシャルショップが出てきます。

100818  パリサンジェルマンショップ

パリらしく、スタイリッシュでセンスある外観で存在感あるショップ。多くのお客さんが入っていました。ここでタオルマフラー、スポーツタオル、Tシャツ、ボールペンと、今回最も欲しかった腕時計を買ってきました。もうちょっと物色したかったのですが、時間がなかったので断念してしまい、結局あれから一度も立ち寄れなかったのが今回の旅で唯一の心残り。
でもって、試合です。試合開始は21時と日本では考えられないほど遅い時間。ただ日本と違うのは、パリの日没はこの時期サマータイムというのもあって21時過ぎ。まぁ22時くらいまでは明るいです。ただそれでも21時試合開始はリーグアンの他の試合より遅く、欧州でよくある放映権との関係があるようです(しょっちゅう時間が変わるみたいだし)。パリのディナーの時間は日本と比べるとかなり遅いので、21-23時がゴールデンタイムになるのかもしれません。で、日本を経つ時から心配していたのが、行きは良いとしても帰りが23時頃になってしまうので、そんな遅い時間にメトロに乗って大丈夫なのかと。一般的に、パリのメトロは昼間は安全だけど、早朝と深夜は(午前1時頃まで運行)犯罪率が高く、避けたほうが良いといわれています。そこで、パリに到着してから現地の担当者に聞いたのですが、「パリのサッカーですか~、スタジアム周辺はサポーターが車の上に乗って暴れたりするので、とても危険です。周辺のお店は試合の日はシャッターを閉めているくらいですから。」とかなり曇った顔で脅され、かなり弱気になってしまいました。

その試合当日。「1時間前くらい前には席に着いてないと、指定席でも誰かが勝手に座っていたりして面倒だ」、とどこかのサイトに書いてあったので、2時間前にはオペラ駅を出発。パリ・サンジェルマンのホームスタジアム、パルク・デ・フランスは、メトロ9番線で、ポルトデサンクルー(Port de St-cloud)駅下車で行けるのですが、自分達の贔屓目かもしれませんが、この9番線が他のメトロより雰囲気が悪い。ここから弱気になりつつスタジアムに向かうのですが、途中の駅でサポーターが入ってくるたびに不穏な空気が。ポルトデサンクルーの駅に到着し、人の波に乗って歩いていくとスタジアムが見えたのでそちらへ向かうと、ポリスが自分の目の前を両手でさえぎり、道端の警察車両に3人が連行されて行きました。またサポーターらしき人々は、みんな体格が大きい。あちこちにポリスがいて見張っているのですが、それで安心なわけもなく、雰囲気的には逆にポリスもトゲトゲしく怖い感じ。どこまで行けば良いのか聞いても「あっち」見たいな感じで、皆が向かう方角を指すだけ。

100822  パルクデフランス 外観

悪いことに、メインスタンド側の指定席を取っていたので、右回りでスタジアムの外周を半周させられることに(駅から出たところが、バックスタンド側になります)。これが大誤算で、アウェーチーム・ボルドーのサポーター席があるために、スタジアムから更に遠くの区画を歩かされる。どんどんスタジアムは遠くなっていくし、結局30分くらい歩いたと思います。途中、ローランギャロスのテニス場近くは落書きだらけでダウンタウンのような怖さがあったし、馬に乗って警戒するポリスがいたり。

ようやくたどり着いた入り口ではボディチェックと厳重な荷物検査、ビデオを撮影しているポリスまでいました。そりゃぁサポーターは、皆手ぶらで来るわけですよ。カメラだってほとんの人が持っていません。やっとのことでスタジアムに到着し、ペットボトルの飲み物を購入すると、なぜかキャップ(蓋)は取って渡されました。投げ込むといけないからですかね~?理由は、よく分かりません。で、自分の番号の入り口まで行くと、ここまでの殺伐とした雰囲気にそぐわない小ぎれいな格好をしたお姉さんが席まで連れてってくれました。これは、スムーズでいいですね。どうしたって自分の席を探すのに苦労しますから。自分達は、メインスタンド側右寄りの1番前の席。おかげで移動もしやすかったし、快適に観戦する事ができました。上から物が降ってきたら、どうしようもないですけどね。

100822  パルクデフランス内 

スタジアムに入ると、すでにサポーターの熱気が凄い。スタジアムの構造なのか、サポーターの声量なのか、声が響く響く。そして選手達が練習に出てくると、もう大歓声!隣の子供なんて、大興奮で騒ぎすぎて私達のペットボトルをさっそくふっ飛ばしてくれましたから。まぁ逆にボルドーの選手が出てくると、すさまじいブーイング。よく見ると、メインスタンド左隅の一角に厳重な警備に守られたボルドーのサポーターが旗を振って選手達に声援を送ってました。

100822  ボルドー練習

いよいよ選手入場。パリサンジェルマンのアンセムは中々格好良くって、今でも耳に残っています。

アレ(ALEZ)~♪ パリサンジェルマン♪  アレ~♪ パリサンジェルマン♪ アレ~♪ パリサンジェルマン♪ アレ~♪ パリサンジェルマン♪

というのなんですけど、メロディーがないから分かんないですよね。
選手が入場してきて、いよいよキックオフ。

100822  パリサンジェルマン 試合1

前半押し気味に試合を進めるパリ。滑らかなパス交換と、豊富な運動量でゲーム支配率では、ボルドーを大きく上まる。それでも前半は、スコアレスで終わる。後半になるとボルドーが勢いを盛り返し、コーナーキックからのヘディングで先制。負けられないパリは、次々と交代選手を切っていくが追いつけない。あらかじめ自分達は試合終了を待たずに帰ろうと思っていたので、そろそろ席を立とうかと思っていた76分、交代で入ったジュリのスルーパスに反応したギョームがしっかり決めて同点に!この直後にも相手ゴールキーパーと1対1の場面があるも、今度は決められない。
100822  パリサンジェルマン 試合2

結局この時点でスタジアムを出てしまったのですが、まだ帰る人はわずかなので、駅まではかなりスムーズ。行きがけの道程とは反対方向に歩いていったら、すぐにメトロの駅まで着くことができました。たぶん、行きがけもスタジアムバックスタンド側を左に進んでいれば、歩くのがもっと短い距離で済んでいたんだと思います(係員に聞いたのに教えてくれませんでした)。それでも各所にはポリスが配置され、これから起こるであろう事柄に神経を尖らせている様子。帰りのメトロは、心配したようなことは無く、サポーターの格好をした方々も、大人し目な方ばかりで。無事ホテルに帰って来ることができました。

で、試合の結果なんですが・・。

100823 レキップ紙

翌日の新聞を見ると、試合終了間際にコーナーキックからボルドーに勝ち越しゴールを決められている。帰りしなのスタジアム周辺は大荒れだっただろうな~と想像できます。新聞のタイトルは、フランス語で「ボルドー、パリジャンの希望を打ち砕く」ってな感じですかね。

まぁ何よりあのスタジアムの雰囲気に圧倒されました。とにかく選手達の1プレー1プレーに大歓声とブーイング。審判が少しでもおかしな判定をしたら、凄まじいブーイング。ただ選手達のプレー質は、かなり高かったです。ドリブル突破にしても、魅せるプレーが多いというか。松井大輔選手は、これだけのリーグでよくやっているな~と思いましたよ。ということで、初の欧州サッカー観戦は終了。行きがけは、あまりになれない雰囲気にビびり過ぎたのかな~と思います。スタジアムの中はリラックスして観戦を楽しめました。

100826.jpg
今回購入してきたパリ・サンジェルマングッズ。
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2010.08.26 Thu l 旅行記 l COM(2) l top ▲

コメント

羨ましか~。
このスタジアム素晴らしいですよね。メトロから出て雰囲気ある街並みの中にそびえ立つ外壁、囲われた作りによる大歓声と歌、質のいい音響のこだま。凄いスタジアムだと思います。いいカ--ド観戦しましたね。あ~羨ましい~。明日は北九州に行きます。昔、博多と北九州に住んでたので、スタジアムは陸上競技場けど、九州とサッカ-好きだからとても楽しみなんです(笑)。レベルファイブもいいスタですよね。
2010.08.27 Fri l 他サポ. URL l 編集
No title
>他サポさんへ
コメント有難うございます。
パルク・デ・フランス、いいスタジアムですよね~。ということは、観戦に行かれたことがあるんですね~。ボルドー戦というのは、いいカードでしたが、その分警備が厳しかったかもしれませんね。
もちろん、我々のホームスタジアム・レベルファイブスタも、すばらしいスタジアムですよ(笑)。
2010.08.27 Fri l あきガス. URL l 編集

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