ヤンマースタジアムで配られていたパンフレットのキャッチフレーズは「夢と絶望の90分」。
正直試合前まではしっかり勝利してくれるだろうと思っていたけれど、終わってみればこのフレーズを実感させられる生涯忘れられない90分になりました。先制されても絶対にやってくれると信じてはいたけれど、87分の北斗のゴールはね~、本当にゴールネットが揺れた光景っていうのは忘れられない、すばらしい瞬間でした。この時点で涙で前が見えにくくなってきたけれど、試合終了の瞬間は嗚咽して涙しました。周囲もみんな泣いていたし、そりゃー仕方ないですよ。昇格どころかプレーオフ争いにも絡めないような苦しい時代の方が長かったわけだから。ましてやこんな劇的な展開っていうのはね、そうそう見られるもんじゃない。

この日の我らのホーム、ヤンマースタジアムには本当に多くのアビスパサポーターが集まりました。新聞報道では9000名が駆け付けたんだとか。大阪開催でこれだけ集めるって凄いことです。同じ新幹線にはチラホラだったけど新大阪駅で降りたらまだキックオフ4時間前にもかかわらずアビスパサポーターばかり。地下鉄に乗るとますます増えて、逆にセレッソサポーターはどこへ行った?長居の駅を出てスタジアムに向かおうとすると、出店の前でケン坊田中さんとメガモッツの二人が普通にくつろいでいて笑ってしまいました。開門時間はどうやら早まったようで、到着した時にはすでに待機列はなし。入場して席を確保してひと段落。皆で気合を入れて応援の練習をしてコレオグラフィー。選手紹介はウォーミングアップ後というのは通常の試合とは違う流れでした。ノブリュウさんがわざわざ来てやってくれるという配慮はホーム感が出て良かったです。ということで、緊張のキックオフ。

スカパーでも見直したけれどウェリントンへのマークがきつくて、なかなかこちらのペースに持ち込めず。前半最初こそチャンスを作れたけれど徐々にセレッソペースになって。特に玉田選手がね、時折繰り出されるドリブルもだけど、あのコーナーキック2発はすさまじかった。田村君のカバーと航輔が必死で掻き出して事なきを得たけど、1発目は航輔が触ることができなかったからね~やはり凄い選手です。前半は何とかしのいで0-0、後半は昇格を意識をしたのか余計に下がりつつあって、今シーズンの失点パターンである裏をとられてやはり玉田選手に決められる。まぁこんなの何度見た光景かと突っ込みたくなる展開でしたよ(彼に決められたの何点目?)。まぁ分かっていて止められないんですけどね。選手交代で坂ティ、中原貴之を次々と投入して、ウェリントンと貴之のダブルタワーは今シーズン初めてかな。北斗の感動のゴールは北斗自身のボール奪取から。貴之が良い落としをして坂ティから金森へ。亀川がサイドをえぐってゴール前へのクロスが入って仕上げは右サイドを駆け上がってきた北斗の右足。まさに絶望から歓喜に変わった瞬間でした。運命は自分自身で変えるもの、そういう強い気持ちを持っていないとあのシュートは打てないだろうと思う。本人も冗談で100回打って1回入るか入らないか、と話していたくらいだし。圧巻の北斗劇場でした。

最後までしっかり守って、歓喜のJ1昇格決定!井原監督もさすがにインタビューでは泣いてました。まぁプレッシャーはあったと思いますよ。どちらかと言うとそれで選手たちへのプレッシャーがかからないようにしていたくらいに感じました。最後あれだけの追い上げをして自動昇格をつかめなかったわけですから。よくメンタルを立て直してその後の2試合を戦い抜きました。表彰式は初めての経験だったけど、本当にいいものですね。プレーオフに回ったからこそ味わえる瞬間でもあったので、大変な思いをしたけれど良かったです。自分たちが主役の試合っていうのも何だか誇らしかったし。

終わった瞬間は喜びだけだったけど、時間が経過するにしたがってホッとしたというかね。これで選手たちの去就には最大限後押しになるでしょう。レンタルの選手たちも多いので、彼らが来季もアビスパで戦ってくれることを祈っています。特に五輪代表候補組の3選手、彼らはまだまだ大事な戦いがあるので、しっかり代表に選ばれて1月の大事な予選を戦ってほしいと思います。

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2015.12.07 Mon l アビスパ試合後感想 l top ▲